Reports 2010
5. 八ヶ岳(赤岳) 2010/08/13(金)-14(土)



2010年夏休み、最初は木曽駒と赤岳の二つをテント担いで登ろうと準備。

土日の渋滞を避け、月曜から金曜までが押さえた期間だったが台風4号の影響で月曜から不安定な天候が続く。

結局3日間を自宅停滞、台風の通過に合わせて木金土の3日間を八ヶ岳登山に変更した。

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12日、相模原は青空が広がっていたのに八ヶ岳は重い雲がたちこめていた。

登山口までは行ったものの、雨が降り出したので軟弱ヤマノボラーは諦めて引き返す。

明日は台風一過だ、朝から気持ち良い青空の下を登ろう。



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茅野の宿を5時出発、諏訪南からズームライン人に入る。

目の前の八ヶ岳、どこが台風一過だ、雲ばかりじゃないか(-_-;)



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6時20分、車で行ける最終、赤岳山荘駐車場着。

1日1000円×2日分を支払う。

バス停がある美濃戸口だと1日500円だが、ここまで1時間の林道歩きがある。

車で行けるとこまで行くのが軟弱者のポリシーだから仕方ない。

準備しているうちにどんどん車がやってきて満車状態。



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テント泊荷物を入れて13kgのザックは、いつもの日帰り8kg未満と比べてさすがに重い。

初担ぎなので歩きながら調整してみるが、どうも右肩の当たりがしっくりこない。

駐車場から少し歩き、この看板が赤岳鉱泉へ向かう北沢と行者小屋へ向かう南沢の分岐点だ。

今日は南沢を行者小屋へ向かう。6時43分。



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南沢



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行者小屋、9時14分。

コースタイム120分、自分150分、2ヶ月振りの山登りは体力落ちてる?

小屋で1泊1人1000円を支払ってテント場所探し。

まだ早いせいか山側の平らな場所が空いていた。



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テント設営後、アタックザックに必要品を詰めて赤岳に向かって出発、10時16分。

アタックザックは、Amazonで買った「SEA TO SUMMIT」

小さくなる反面、広げたときはフニャフニャして不安だったが、重たい物入れなければ問題なし。



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テントは右端のグリーン、エアライズ1。

山側テント場、このときは4張りだったが、終いには10張りに増えた。



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文三郎尾根、途中から階段の連続、脚を上げるため太腿に負担がかかる。



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稜線上の赤岳と阿弥陀岳分岐、11時31分。

コースタイム70分、自分75分、頑張り過ぎたか。

上に見える岩山が赤岳、しばらく休憩して出発、11時43分。



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南アルプスが雲が切れると見えた。



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赤岳山頂への標識だが、指しているのは岩?

ん、どこに道があるんだ?

えーーー、道なんて無いぞ〜



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見上げるとありました、道というか岩登りのクサリを発見。

先行者がいなかったから分からなかった。

うへー、ここを登るのか(恐)

前には誰もいないし、後ろはだんだんと登山者で詰まってくるはでビビル暇無し。

三点確保!、初めの一歩、なんだ大したこと無いじゃん(泣笑)



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後続を離して登ったぞーと下を見ると子供連れ家族が遅れていたのだ。

しかも幼稚園くらいの女の子が登ってきている。

子供が凄いのか、連れてくる親が凄い?のか。

手前の二人連れは立川から日帰りで来たという学生さんぽい若者たち。

頂上でシャッター押してもらいました。



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最後の梯子、かと思って写真撮ったら上にもう一つ。



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赤岳山頂、2899m、頂上に立つと2900m超え?、12時15分。

コースタイム40分、自分32分、頑張りました(笑)



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赤岳頂上山荘。

ここに泊まると朝夕の眺望は凄そうだ。

横岳は雲の中。



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赤岳頂上山荘で昼ご飯。

カレーとコケモモジュース。



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眼下に赤岳展望荘。

横岳が見えそうで見えない。

昨日登っていれば縦走していたのに。



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阿弥陀岳。

本日一番の晴天(悲)



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下山開始、13時30分。

岩場を降りるのだが、登る前に比べて恐怖感はなくなっている。

渋滞を回避しながら下る。



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文三郎尾根分岐。

このまま中岳から阿弥陀岳に登って帰る時間はある。

時間は残っているのだがパワーが残っていない。

階段登りが効いたのか太腿が張っている。

明日にしても良いなと軟弱な虫が出てきて文三郎尾根を降りることにした。



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行者小屋着、14時42分、コースタイム80分、自分72分。

1本500円の缶ビールを開ける。

登ってきた赤岳を眺めながら飲むビール、いやー美味い!



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横岳。



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大同心、小同心。



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ビールを飲んでテントの中で寝転ぶ。

結構疲れている。

暑いからズボン脱いだら太腿が痙攣起こした。

痛、痛、痛、

阿弥陀岳登っていたらどうなっていたことやら、、、

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夕飯はアルファ米の梅わかめご飯と味噌汁。

お湯だけで出来るのに山の上だと美味しいのだ。



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持ってきたウイスキーを冷たい水で割って飲む。

これも美味しくてあっという間に飲み干してしまいやることが無くなる。



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ここで19時、アルコールがまわってほろ酔い気分。

テントに入りシュラフにもぐって一眠り。

21時、小屋の消灯に合わせて目が覚める。

何もすることが無いので持って来た携帯ラジオでFM長野を聞く。

それまでは気温が下がっていて寒かったのだが、何故か暑くなってきた。

暑いなあと感じていると、パラパラパラと雨音。

はあー、雨、、、

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オートキャンプやっていた頃の癖で外の荷物は中に入れていたので慌てることはなかったが、

そこらじゅうでバタバタ片付けが始まった。

雨は一晩中続き、風が時たま強くなる。

風が吹くときは、先ず遠くの林が風で鳴るゴーっという音が聞こえてくる。

その音が段々近づいてきて、ピークに達するとテントに襲い掛かるのだ。

明日はどうなることやら。

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4時、雨は続いてるが早立ちのテントを畳む音が聞こえる。

動かず。

5時、雨は止まず。

動かず。

6時、雨は止まないが腹が減ったので起きる。

外はガスの中。

昨日あったテントが無くなったり、別のテントに変わっていたりする。



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朝ご飯はドライカレーとスープ。

ドライカレーは混ぜずに食べたら辛いところが下に沈んでいた。



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8時半、ようやく雨が上がった。

バタバタと撤収。

小屋前では登ってきた人々がどうしようか相談していた。

上から降りてきた人に聞くと、風が強くガスで何も見えないらしい。

ここで阿弥陀岳に登るのを諦めた。



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硫黄岳の登山口がある赤岳鉱泉まで歩く。

カッパを脱いでトイレタイム。

このトイレは水洗である。

行者小屋トイレの臭さに閉口していたのでありがたくトイレに入る。(笑)

横岳から硫黄岳を歩いて降りてきた人が居たので話を聞くと、

雲の中でびしょ濡れ、風でまともに歩けなかったらしい。

はい、下山決定。



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北沢を下山開始、10時56分。



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この岩場、濡れていて滑る滑る。



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沢沿いの道が終わると林道歩き。

南沢の方が好きだな。



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南沢分岐着が12時36分、コースタイム90分、自分100分、途中休憩あり。

駐車場着、12時42分。



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原村にある樅の湯で汗を流して帰路へ。

晴れた日にまた来よう。
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