Touring Reports 2008 |
4. 小田厚-伊豆スカ-河津-伊東 2008/02/23(土) 河津桜 |
ビーチライン、ツインのヘッドライトが黒い路面を照らし出す。 海岸沿いを走る私設有料道路は、春一番をもたらし、今も吹いている強風を弱めてくれる。 気温は3-4度くらいか、シールドの隙間から入り込んでくる冷風は頭を痛くする。 既に22時をまわった。 次は真鶴有料道路、時間がある時は使わない有料道路の乗り継ぎ。 この時期のこの時間帯、走っているバイクは自分以外にはいない。 そろそろ、指先の感覚が無くなってきている。 どこかで停まって熱いコーヒーでも飲もうか。 一人で走る孤独と不安。 寒さで固くなっている身体を少しだけ捻ると、月が見ていた。 +++ 前日の仕事の関係で起きるのが辛い。 準備してバイクを引っ張り出す。 先週は0度だった温度計は19度を示している。 いい加減な温度計だが、暖かいのは間違いない。 今日は数ヶ月ぶりにのんびりバイクに乗れるだろう。 [9:30] +++ 出る時間帯といつもの脱出ルートを変えてしまったからか、 小田厚-厚木ICに入るまでに1時間もかかってしまった。 小田厚に入ると風が強くなってきた。 予報で風のこと言ってたっけ? 伊東へ向かう海岸沿いの道は大渋滞。 箱根新道を経て伊豆スカイラインに向かう。 標高が上がると路肩の雪が多くなってきた。 伊豆スカ入り口に到着、しかし風が強い。 ライターが点火しないのでタバコも吸えない。 伊東のだったんに連絡しようかと思っていたら、赤い1098が。 そう、同じ方角にツーリングに向かっていたNUTSさんだ。 [11:45] +++ 亀石まで行く事にしたが、稜線を走る伊豆スカの風は半端ではなかった。 「横風注意」の看板があるところでは本当に横にスライドした。 路面に落ち葉が渦巻いているところに突っ込んでいくと、車体がぶれた。 バイクにしがみついてないと飛ばされそうだ。 軽くてフルカウルの1098は大丈夫だろうか。 ミラーを見ると4輪を従えて後方を走っている。 コーナーで姿が消えるたびに心配になったが、ようやく亀石パーキングに到着。 帰りは渋滞してようが海岸沿いを走るぞと心に誓う。 +++ インター出たところで待っていてくれたER-6n@だったんと合流。 河津へ向かう。 途中、伊豆高原で空が暗くなってきたと思ったら雨が落ちてきた。 早めにコンビニに入ったから助かったものの、雷は鳴るし、本降りだし、 何でこんな目にあうんだ。 [13:40] +++ 雨があがってから、だったんの道案内で今井浜の「あいざわ」に向かう。 [14:30] あじの味噌たたき定食と、金目の味噌汁。 腹が減っていたせいもあるが、美味しくて珍しくもご飯のお代わりを頼んでしまった。 +++ NUTSさんと別れ、2台で本日の目的「河津桜」見物へ。 4輪用の駐車場はあるがバイク用なんて無い。 適当に停めて歩いて見物。 河津桜と菜の花が同時に楽しめる。 [15:40] 川沿いからは離れたところにある河津桜の原木。 [16:20] +++ 17時過ぎ、伊東へ向けて帰路へ。 桜祭りの人出は凄く、当然ながら帰り道は大渋滞。 日も暮れ、1時間半ほどかかって伊東マンション着。 チャリで神奈川縦断&伊豆高原まで走って来たというHIさんと久しぶりの五味屋。 [19:15] 1時間近く寒い外で待たされてやっと夕食。 前回は「ねごめし」だったので今日は「刺身定食」。 [20:30] +++ [21:30] 電車の輪行で帰るHIさんを見送り、伊東マンションを出発。 [23:30] 小田厚で相変わらずの強風にビビリながら帰宅。 車の外気温計を確認すると0度。 強風、雨、寒さと天候的には辛い一日だったが、 綺麗な桜に美味しい食事と頑張った甲斐のあるツーリングだった。 【2月23日走行データ】 走行開始、 9時30分、16,953.1km。 走行終了、23時30分、17,248.1km。 走行距離、295.0km。 |
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