Touring Reports 2006
19-1. ビーナス-上信越道-志賀-草津 2006/10/28(土) 草ツー(初日)



 10月28日土曜、夜が明けたばかりの空は覆い尽くす雲でくすんでいる。
奥まった駐車場に停めているバイクのカバーを外し、歩道まで移動させ、
チョークを引きエンジンに火を入れる。暖機の合間に、タンクバッグと
シートバッグを取り付ける。

 ZZR発進。

 中央道相模湖インターに向かう途中、小雨が降ってきた。
「また雨か」とメットの中でつぶやく。
幸い雨はレインウェアを取り出すほどでもなく、しばらくすると止んだ。

 相模湖インターから直ぐの藤野パーキングで、待っていたCB400SBと
落ち合う。同じ場所で待ち合わせていたセローは出発が遅れたようだ。
セローに「先に行く」とメールを送るが宛先不明で戻ってきた。
次の集合場所は双葉サービスエリア、先に行く事にする。

 藤野パーキングを出る寸前、後ろを確認するとイエローHIDを光らせながら
パーキングに入ってくるバイク、ZRX1200Rだ。

 双葉サービスエリア、3台で到着すると既に到着を待っていたER-6N。
セローを待ち、5台のツーリングが始まる。

 中央道上り、セローにはきつい勾配だ。バックミラーでセローのライトを
確認しながら走る。と、ZRXが痺れを切らし先頭に立ちグイグイと引き離しにかかる。
困ったものだ。

 諏訪インターから白樺湖へ。
 大門街道を通るはずだったが、先頭を走るER-6Nがスズラン峠へ向かう道を選択。
晴れ間が広がった紅葉の蓼科を走り抜ける。



 大門峠から車山、霧ヶ峰、扉峠を経て美ヶ原へ続くビーナスライン。
夏の涼しさも良いが、秋の澄んだ寒さを感じるのも良いものだ。
 何度も停まって景色をたんのうしたいところだが次の予定がある。
後ろ髪を引かれる思いで先へ進む。



 扉峠で待ってくれていた近くに住む95プラドと美ヶ原高原美術館へ。
レストランで昼食を取り95プラドと別れる。



 白樺平を経て、武石川沿いの県道へ下る。
 右折するといきなり飛び込んでくる一直線の道路。初めて走る道、
アクセルをもう少し開けたい気持ちを抑えつつ、安全運転で上田へ向かう。
途中、日帰りのセローが離脱した。

 上田菅平インターから上信越道へ。全長4.4キロの五里ケ峰トンネル、
後ろからイエローHIDが煽ってくる。仕方なくアクセルを開けるが
排気量の差は埋められる筈も無い。あっけなく降参する。



 信州中野インターで降り、志賀草津道路へ。渋峠手前で洛陽をたんのう、
草津を目指す。渋峠から先は霧の中を走ることになった。霧とヘアピンの連続、
前方で渋滞を引き起こしている観光バスをパスできない。



 結局、予定より1時間遅れで草津到着。草津で昼間から待ってくれていた
ゼファーと湯畑で合流した。

 初めて訪れた草津湯畑。湧き出る源泉、湯ノ花取りの木箱の連なり、
硫黄の匂いに温泉饅頭、日本温泉のイメージそのものの草津。



 宿泊ホテルにチェックイン後、無料温泉で身体の疲れを癒し、
鉄板焼き屋で反省会。2次会をホテルに移しても話は尽きないが、
明日の事を考えて早めにベッドに潜り込む。

【10月28日走行データ】
走行開始、27,593.3km。
走行終了、27,982.8km。
走行距離、389.5km。

2日目へ続く…
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